透析技術認定士は取得するべき?取得までの流れ、かかる費用を解説します。

透析技術認定士

この記事でわかる事

悩む人
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透析技術認定士はどんな資格なの?

透析技術認定士は取得した方がいいの?

取得するとメリットデメリットはあるの?

取得までの流れ費用はどのくらいかかるの?

こんな質問に僕の経験や聞いた話を踏まえて、お答え出来たらと思います。

透析技術認定士の概要

透析技術認定士は透析業務の経験者であれば、だれでも知っている最もポピュラーな資格といえます。

この資格を持っていると透析に関する知識を持っている証明になります。

定義としては以下のように記載されています。

「透析技術認定士」とは、透析療法合同専門委員会(以下「委員会」という)の認定をうけて、透析技術認定士の名称を用い、医師の指導監督のもとに透析装置の操作および管理を行うことを業とする者をいう。

https://www.jaame.or.jp/touseki/kisoku.html

透析技術認定士を取得するメリットとデメリット

メリット

  • 給料が上がる可能性がある
  • 転職に有利になる可能性がある

デメリット

  • 維持費がかかる
  • 資格を維持するため学会に参加する必要がある

メリットの方から解説していきます。

  • 給料が上がる可能性がある

実際の求人を検索してみると・・・

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以上のように透析技術認定士を取得することで資格手当がつく場合があります。

  • 転職有利になる可能性がある

透析技術認定士は、転職する際にアピールポイントになるのは間違いないでしょう。

透析業務で即戦力になる人材が欲しいとなれば、この資格は十分なPRになると思います。

デメリットについても解説します。

  • 維持費がかかる

維持費は更新手数料が5年に一回更新のたびに5,000円かかります。

  • 資格を維持するため学会に参加する必要がある

資格を維持するために5年で50点の点数取得が必要最低5回の学会参加が必要になります。

これが厳しい場合に救済措置として講習会が設けられており、これを受講すると30点or40点をもらえますが12,000円がかかります。

※40点は10科目以上のセルフトレーニングテスト合格でもらえます。

詳細はこちら

透析技術認定士は取得するべきかを考察

結論から言うと資格手当が資格の維持費を上回る場合は取得するべきというのが僕の考えです。

理由は単純で、時間と自分の稼ぎを削ってまで資格を持ちますか?ということです。

同じ職場、同じ給料、同じ経験年数の同僚がいたとして、頑張って資格を取得し、同僚より知識は増えたけれど、資格を維持するために更新料や学会に参加する費用はかかるし、時間も削られ、同僚と同じ給料となれば、資格を取るだけ損だと思いませんか?

これは手当が付かない場合の例ですが、実際の所、この資格で資格手当が付く病院は少ない印象です。

またメリットの転職に関しては、病院側がどういう人材が欲しいかで、この資格が有利になるか変わると思います。

透析の即戦力になる人が欲しい場合は、この資格はアピールポイントになりますが、実際の所は、面接での印象の方が大事になると思います。

こう考えると、この資格を取得するべき人は少ないし、メリットよりもデメリットの方が大きいのかなと思います。

実際、僕の周りにこの資格を更新しなかった人もいました。

ただ今回、あえてメリットでは述べませんでしたが、透析の知識は深まるため、職場のスタッフや患者さんから信頼される面もあると思います。

実際、僕はこの資格のeラーニングを受講し、透析の知識がとても深まりました。

この資格のeラーニングは透析業務をしている人なら全員が見てほしい内容となっていて、基礎、基本から詳しいところまで網羅的に学べる内容でした。

あと公式のテキストは、分厚く、内容も濃いため読み込むの大変ですが、透析業務をする人は持っていて損はない一冊となります。

認定までの流れと費用について

認定までの流れとそれにかかる費用を解説していきます。

  1. 受験資格

まず検定試験を受験するためにeラーニングの講習を受ける必要があります。

eラーニングの講習を受けるためには、透析業務の経験が必要になります。

  • 臨床工学技士 2年以上
  • 看護師 2年以上
  • 准看護師 高卒で3年以上 中卒で4年以上

eラーニングの講習受講には以上の経験が必要になります。

  1. 講習会

講習会は現在eラーニングのみとなっています。

eラーニングとはスマホやパソコンで講習会の動画を見れるようなシステムです。

当然、インターネット環境は必要になってきますが、時間を選ばず受講できます。

視聴できる期間は1か月程度で、20数本の動画(1本1時間程度)を全部視聴しなければなりません

受講した感じは講師の方が、スライドショーを説明する感じで、テキストの内容に沿っているところもあれば、テキストから踏み込んで、さらに詳しいところを説明しているところもありました。

受講料は36,000円で、定員800名程度となっています。

受講期間は3月あたりで、1か月でeラーニング動画を全部見ないといけません。

受講申し込みはその年により変わりますが、例年9月頭~10月あたりです。

受講申し込みに関しては書類を期間内に必着となっていて、定員も上限があるため、早めに動きましょう。

  1. 検定試験

検定試験は5月中旬から下旬に実施されます。受験料は10,000円です。試験会場は東京になります。

eラーニング受講から1~2か月しかなく、仕事をしながら試験勉強、僕の場合は飛行機の予約、会場近くのホテルの予約などかなりバタバタしました。

検定試験の合格率は7割程度で、しっかり勉強しないと合格できないような内容になっているそうです。

なお、筆者はコロナの影響で検定試験を受けることを断念し、すべてをキャンセルしました。

  1. 認定

検定試験の合格発表は7月だそうです。

検定合格後、認定手続きをし、認定証の交付となるようです。

  1. 更新

更新に関しては5年更新となっていて、更新料は5,000円です。

更新の条件は以下の2つです。

  1. 母体学会の学術集会に参加する。
  2. 指定の学会や講習会を受けて、50点以上を取得する。

認定有効期間の4年目、5年目で救済措置のeラーニング講習会を受講できるみたいです。費用は12,000円です。

母体学会の学術集会の参加費用をざっくり調べました。

※なお費用は年により異なるおそれがあるのであくまでも参考程度と思ってください。

日本腎臓学会 会員は6,000円 非会員は6,600円(医師以外の医療従事者の場合)http://www.jsn.or.jp/

日本泌尿器科学会 会員20,000~25,000円 非会員35,000~40,000円(webと会場で異なる)http://www.urol.or.jp/

日本人工臓器学会 7,000~8,000円 http://www.jsao.org/

日本移植学会 8,000~10,000円(事前登録参加と通常参加で異なる)http://www.asas.or.jp/jst/

日本透析医学会 12,000円 http://www.jsdt.or.jp/

まとめ

透析技術認定は透析業務経験者ならほとんど知っているかなりメジャーな資格です。

現状この資格で手当がつく病院は少なく、取得するメリットは自己研鑽、転職に有利になるかも程度のイメージです。

取得までの流れとしては、

  • 実務経験を積む
  • eラーニングの講習会受講申し込み(9月~10月)https://www.jaame.or.jp/touseki/
  • eラーニング受講(3月)
  • 検定試験(5月) 東京
  • 合格発表、認定手続き(7月~8月)

取得までにかかる費用は46,000円+α

取得後にかかる費用は5年間で約25,000円程度(救済措置のeラーニング活用+学会参加)

透析技術認定士の今後として、腎代替療法専門指導士の認定要件に含まれれば、評価が変わるかもしれません。

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