【認定血液浄化臨床工学技士】取得までの流れを解説

認定血液浄化臨床工学技士

この記事でわかること

認定血液浄化臨床工学技士の取得の方法を知りたい

こんな疑問にお答えします。

取得までの流れ

流れとしては指定講習会を受講し、本試験を受けて合格、その後認定条件を満たして、認定申請をして、初めて認定血液浄化臨床工学技士の資格を得れます。

  1. 指定講習会を受講する
  2. 本試験を合格する
  3. 認定申請を行う

ここからは受験前準備、本試験、試験合格後の3段階に分けて細かく解説していきます。

受験前準備

本試験を受けるためにはまず講習会を受講しなくはなりません。

受講の方法としては、日本臨床工学技士会のホームページより指定講習会受講の申し込みを行い、eラーニングで受講します。

受講条件は医療系の国家資格の保有のみで、受講費用としては技士会の正会員15,000円非会員20,000円です。

時期としては、筆者の場合は受講の申し込みが6月で、eラーニング受講が8月でした。

指定講習会は年に2回実施されるのと、申し込みや受講時期に関しては年度によって変わる可能性があるので、各自確認してください。

一応日本臨床工学技士会のホームページのリンクを貼っておきます。

https://ja-ces.or.jp/   

認定血液浄化臨床工学技士のeラーニングでは30日間で15本の動画を視聴しました。1本1時間程度の動画です。

テキストに関しては、eラーニング受講前にPDFファイルで配布されました。

  • 本試験を受けるためには、指定講習会(eラーニング)を受講しなければならない
  • 指定講習会2023年度は9月と11月開催し、申し込み時期は7月と9月だった。
  • 指定講習会は医療系の国家資格保有者なら経験問わず視聴できる

本試験

本試験を受ける条件としては、指定講習会を受講するのみです。なお有効期限は受講から5年間となります。

本試験の申し込みは受験料をホームページから支払いその後、願書を提出することで申し込みできます。

流れとしては、受験料支払いを先に行い、その後、願書の提出となり、時期も違うため、ホームページにて確認が必要です。受験料は10,000円です。

2023年度の受験料支払い時期は11月で、願書の提出は12月となっていました。

本試験は次年度の3月上旬に実施されます。

2023年度の試験日程は2024年3月1~10日の会場予約が取れる日となります。

なお本試験はCBTS認定テストセンターで実施され、試験はパソコンで5つの選択肢から1つ選ぶ、五者択一方式試験時間は120分です。問題は90問です。

CBTS認定テストセンターの会場を確認される方にリンク張っておきます。

テストセンター | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト

実際の試験の感じは、指定された時間までに会場に行き、受付を済ませて、貴重品はロッカーに預け、パソコンが並べられた別室へ案内され、各自試験を開始する感じでした。

合格発表は筆者の場合、4月下旬でした。

万が一試験を落ちたとしても、指定講習会は5年間は有効なので、次年度、再度試験を受験し直すことができるみたいです。

  • 本試験の受験資格は指定講習会を修了後5年以内であること。(透析の実務経験問わず受験することができる。)
  • 2023年度の本試験申し込み時期は12月受験料支払い時期は11月。(本試験申し込みまでに受験料を収めておく必要がある。)
  • 本試験開催時期は次年度の3月上旬。2023年度の本試験は2024年3月上旬開催。
  • 本試験は120分、90問、五者択一方式で、会場は受験者で異なり、各都道府県のCBTS認定テストセンターで実施される。

試験合格後

試験合格後、筆者は、認定臨床工学技士をすぐに名乗れると思っていましたが、ここからが長かった印象です。

試験合格後の流れとしては、条件を満たした状態で、母体学会(日本臨床工学技士会)の参加キャリアアップ研修会初級という動画を視聴し、初回認定申請ののち、初めて認定されます。

条件というのは、日本臨床工学技士会の正会員で会費を2年以上完納していること透析の実務経験が2年以上必要という2点です。

筆者の場合、条件の2点は満たしていましたが、母体学会の参加キャリアアップ研修会初級の動画が40本ありかつ確認テストありで、かなりしんどかった印象です。

実務経験、日本臨床工学技士会の正会員の条件満たしていない場合は、試験合格から5年間は認定申請が可能で、5年以内に条件を満たす必要があります。

2022年度認定申請時期は6月で、申請前に申請料の支払いを実施しなければいけません。

申請料支払い時期は同じく6月でした。なお認定申請料は10,000円です。

6月に認定申請しますが、この時点では母体学会参加(筆者の場合2023年8月開催)とキャリアアップ研修会初級は参加、修了見込みとして提出しました。

記憶では8月末までに確認され、その後、認定証明書と認定カードが郵送で送付されました。

  • 試験合格後、認定申請をして、認定申請証、認定カードを持って、初めて認定臨床工学技士を名乗れる。
  • 認定要件は透析実務経験日本臨床工学技士会正会員ともに2年以上認定単位は20単位取得しているもしくは取得見込みであること。試験合格から5年以内であること。
  • 認定単位は日本臨床工学技士会学術集会参加+キャリアアップ研修会初級で取得できる。
  • 認定申請時期は6月で、事前に申請料を支払う必要がある

まとめ

今回は認定血液浄化臨床工学技士の取得方法を筆者の経験とともにまとめてみました。

  • 受験前準備としては指定講習会の受講(9月と11月の2回、申し込みは7月と9月の2回)
  • 本試験は3月上旬で、申し込みは12月。会場は各自要予約。
  • 試験合格後、透析経験や正会員会費完納また単位取得などの条件を満たして、認定申請(6月)

個人的に試験合格後から認定までの流れが複雑で、筆者自身も戸惑った記憶があります。

これから認定血液浄化臨床工学技士を取得を考えている方の一助となれば幸いです。

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