この記事でわかること
ここでは僕が合格した時の実際の勉強方法を紹介します。
背景として僕は二児の親で勉強にあてれる時間は仕事前の数時間しかありませんでした。
そんな中でも効率よく勉強し、一発合格することができました。
忙しく勉強の時間があまりとれない人でも参考になると思います。
実際の勉強方法
僕の場合は、認定血液浄化臨床工学技士の問題集を一冊購入してそれを繰り返し勉強しました。
それだけ?と思われる方もいるかもしれませんが、それだけで合格することができました。
効率よく勉強するためには、問題集ベースで勉強していくのが良いと思います。
問題集を解いてわからないところを認定血液浄化臨床工学技士で配布される資料と透析技術認定士の教科書、あとネットで調べ、知識を補った感じです。
僕が実際に使用した問題集のリンクを貼っておきます。
これだけでは不安という方へ
同程度の資格難易度の透析技術認定士の問題集を練習がてら解いてみるのも良いかもしれません。
僕が透析技術認定士を受験する際に購入した問題集のリンク貼っておきます。
透析技術認定士の試験対策講座・教材勉強科目
- 血液浄化の基礎理論
- 透析療法の基礎
- 腹膜透析の基礎
- 急性血液浄化療法
- 在宅血液透析
- 透析導入時の指導
- バスキュラーアクセスの管理
- 透析関連機器と管理
- 清浄化管理
- 安全管理と事故対策
- 透析室の設備と管理
- 透析と災害対策
- 関連法規
- 腎移植の実際と臨床工学技士業務
- タスクシフティング(動脈表在化)
第5回認定血液浄化臨床工学技士の試験の時の勉強範囲です。
ここで僕が行った勉強の一部を紹介します。
1.血液浄化の基礎理論のクリアランスについてです。出題頻度はかなり高いです。
出題傾向として、除水なしver、除水ありver、クリアランスから逆算verの3パターンはとりあえず理解しておく必要があると思います。
僕の場合は学生卒業後から5年以上経過していたこともあり、除水ありverから解くことができませんでした。
そんな僕でも合格できたので大丈夫です。
一つ一つ理解していくことが大事だと思います。
まずクリアランスは血液流量に対して、どれだけきれいにできたかを示します。
考え方としては入口と出口で何%物質が除去されたかを考えてください。
求め方は入口−出口をし、その値を入口で割れば求まります。
何%除去できたかを求めることができたらあとは血液流量でかけてあげれば求まります。
これを覚えるだけで公式を丸暗記をしなくてよくなりました。
以下はクリアランスを求めるときのイメージです。
以下例題を作ってみました。力試しで解いてみてください。
以下の例題でも3パターンを網羅できると思います。
例題1)透析器の入口と出口のクレアチニンクリアランス濃度を調べたところ、入口:10mg/dl、出口:2mg/dlだった。透析条件として血液流量200ml/min、透析液流量500ml/min、濾過流量0ml/minだった。この時の透析器のクリアランスを答えよ。
例題2)透析器の入口と出口のクレアチニンクリアランス濃度を調べたところ、入口:10mg/dl、出口:2mg/dlだった。透析条件として血液流量200ml/min、透析液流量500ml/min、濾過流量10ml/minだった。この時の透析器のクリアランスを答えよ。
例題3)透析器の入口のクレアチニンクリアランス濃度を調べたところ、入口:10mg/dlだった。透析条件として血液流量200ml/min、透析液流量500ml/min、濾過流量40ml/min、クリアランス120ml/minだった。出口側のクレアチニンクリアランスを答えよ。
回答は例題1)160ml/min(80%除去)、例題2)162ml/min(81%除去)、例題3)5mg/dl(60%除去)
なお実際の試験では手計算で行い、回答は5つの中から1つ選ぶタイプです。
まとめ
今回は僕の実体験より忙しく勉強の時間があまりとれない人に向けて書きました。
効率よく勉強する方法はやはり問題集ベースで勉強を行っていき、自分の理解できていないところを知ることから始めて、一つ一つ理解していくのが大事だと思います。
皆さんの勉強の一助になれば幸いです。